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LINEミニアプリのサービスメッセージテンプレート審査:申請前チェックリスト

LINEミニアプリのサービスメッセージテンプレートを審査に出す前に、LINEが用意したテンプレートから目的に合うものを選び、使用事例にユーザー操作と通知の流れを具体的に記載し、変数とパーマネントリンクをすべてテストして、宣伝要素を取り除きます。本番送信には、認証済みLINEミニアプリと、公開ステータスがPUBLISHINGになったテンプレートの両方が必要です。シミュレーターで送れたことやDEVELOPING表示だけでは、本番利用の承認にはなりません。

要点

  • サービスメッセージは、ユーザーがLINEミニアプリ内で行った操作の確認または応答に限られます。値下げ、特典、新商品、クーポン、プロモーション、一般的なイベント告知は禁止です。
  • レイアウトはLINEが提供します。事業者は用途と言語に合うテンプレートを選び、変数、リンク、実際の使用事例を設定します。
  • 1チャネルには最大20件のテンプレートを追加できます。API用テンプレート名は{template name}_{BCP 47 language tag}形式で、LINE Developersコンソールの表示と一致させます。
  • LINEミニアプリの審査中は、テンプレート詳細の確認とシミュレーターの利用はできますが、追加、使用事例の編集、削除はできません。
  • 認証後にサービスメッセージテンプレートの情報を変更すると再審査が必要です。承認済みの使用事例を本番運用の契約として扱う必要があります。

LINEミニアプリのサービスメッセージテンプレート審査で確認される範囲

LINEのサービスメッセージガイドを読むと、混同しやすい3つの段階が分かれています。

  1. LINEミニアプリの利用資格: 本番のサービスメッセージは認証済みLINEミニアプリだけが利用できます。未認証アプリは、内部DevelopingチャネルのAdminまたはTesterでテストできます。
  2. テンプレート審査: 選択したテンプレートと記載した使用事例は、LINEヤフー株式会社の審査を通過してから本番で利用できます。
  3. 実行時の認可: 承認後も、サーバーはユーザーと操作にひもづくサービス通知トークンを取得してから送信APIを呼び出します。

最初の判断は、既存の認証済み・未認証LINEミニアプリ比較で確認できます。3番目の実装はサービス通知トークンのチュートリアルで解説しています。この記事は、その間にあるテンプレートと運用ルールの準備に絞ります。

状態できること証明できないこと
DEVELOPING内部Developingチャネルで対象の開発者アカウントへプレビューとテストを行う本番ユーザーへ送信できること
LINEミニアプリの審査中テンプレート詳細の確認とシミュレーター送信審査中にテンプレートを追加、編集、削除できること
PUBLISHINGLINEミニアプリの認証後、審査済みテンプレートを本番チャネルで利用する使用事例を変更したり宣伝に転用したりできること
認証後のテンプレート変更更新内容を再審査に向けて準備する以前の承認が変更後も自動的に有効であること

LINEの公開ステータス表では、審査を通過したテンプレートをPUBLISHINGとしています。アプリケーション側で別の「本番利用可」状態を独自に推測せず、コンソールで実際に確認した状態を保存し、チャネルとテンプレートの両方が準備できるまで本番ジョブを止めてください。

LINEミニアプリのサービスメッセージテンプレート審査前チェックリスト

1. 文面より先に、1つのユーザー操作を定義する

最初に、レストラン予約、順番待ち受付、注文、チェックイン、配送依頼など、LINEミニアプリ内で完了する操作を明記します。次に、その操作を理由としてユーザーが必要とする確認、結果、リマインダーを並べます。

LINEでは、1回のユーザー操作につき最大5件のサービスメッセージを送信できますが、用途によって審査時の上限が変わる場合があります。そのため、審査資料には「予約直後の完了通知、前日のリマインダー、当日の状況通知」のように、通知全体の流れを示すのが有効です。定期的なマーケティング対象として説明してはいけません。

2. 最も近い公式テンプレートと言語を選ぶ

LINEは、店舗予約、順番待ち、配送通知などのカテゴリ別にテンプレートを提供しています。対応言語は、日本語、英語、中国語繁体字、タイ語、インドネシア語、韓国語です。目的に合うレイアウトを選び、トランザクション用テンプレートへ宣伝文を押し込まないようにします。

コンソールに表示されるAPI用テンプレート名をそのまま記録してください。リクエストのフィールドはtemplateNameで、値は{template name}_{BCP 47 language tag}形式です。見た目が似たラベルや独自に組み立てた言語サフィックスは使わないでください。

3. 使用事例をテストできる粒度で書く

使用事例には、誰が、どこで、どの操作を行い、各通知が何を確認し、いつ送信されるかを書きます。「顧客へのお知らせ」だけでは曖昧です。「ユーザーがLINEミニアプリで配送予約を完了した直後に予約完了を送り、配送業者が注文を更新した時点で配送結果を送る」のように、確認可能な内容にします。

LINEは、申告した使用事例と異なる使い方をした場合、テンプレートを利用できなくする可能性があると説明しています。承認された説明を社内のジョブ定義や運用手順書にも残し、後の製品変更で用途が知らないうちに広がらないようにします。

4. 変数、文字数、パーマネントリンクを検証する

コンソールのプレビューで、各変数の短い値、通常値、最大長に近い値を試します。日付、氏名、注文番号、各言語の文字列が、選択したテンプレートの推奨文字数と上限に収まることを確認してください。変数がないテンプレートでも、送信時のparamsには{}が必要です。

ボタンにはLINEミニアプリ内ページのパーマネントリンクを指定します。1つ目のボタンは必須で、2つ目以降はテンプレートによって異なります。PCブラウザでURLが開くだけで終わらせず、LINEクライアント内で認証状態や期限切れ注文の表示まで確認します。

5. 審査対象を確定する前にシミュレーターを完了する

コンソールから、ログイン中の開発者アカウントにひもづくLINEアカウントへテストメッセージを送れます。レイアウト、変数の順番、言語、ボタン、フッターを確認してください。シミュレーター成功は表示確認であり、本番利用資格の証明ではありません。

LINEミニアプリの審査を依頼する前に、必要なテンプレートをそろえます。審査中は、新規追加、使用事例の編集、削除ができません。すでに正常に追加されたテンプレートは影響を受けませんが、足りない通知を見つけるタイミングとしては遅すぎます。

6. 承認後の変更境界を決める

LINEミニアプリの認証後にサービスメッセージテンプレートの情報を変更する場合、LINEの更新ガイドでは再審査が必要とされています。テンプレート変更を通常の変更管理に含め、新しいユーザー操作、文面、変数、リンク、送信タイミングを承認済み版と比較してから、依存するコードをリリースします。

実行時には、templateName、操作または注文ID、sessionId、最新のremainingCountを記録します。一方、LIFFアクセストークン、チャネルアクセストークン、サービス通知トークンはログへ残さないでください。審査通過は、トークンのライフサイクル管理や配信監視の代わりにはなりません。

UnifyPortが担う範囲

UnifyPortは、LINEミニアプリのテンプレート申請や承認、公開ステータスの変更、LINEのサービス通知トークン発行、許可される文面の拡張を行いません。予約、注文、順番待ちなど、LINEミニアプリ内の操作にひもづく通知には、LINE公式フローを使用してください。

UnifyPortが対応するのは、接続した通常のLINEアカウントから自由形式の顧客メッセージを受信するという別の要件です。LINEアカウントはQRフローで認証し、対応する受信メッセージは標準のmessage.receivedイベントとして届きます。Webhookエンドポイントにsigning_secretがある場合は、HMAC-SHA256検証用のX-Device-TimestampX-Device-Signatureが付与されます。

公式サービスメッセージを受け取ったユーザーが、その後サポート質問を送る場合、この分離が重要です。審査済みテンプレートはトランザクション通知を担当し、別の受信経路が会話を担当します。LINEメッセージの受信ガイドでは、LINEミニアプリの利用資格を変えると主張せずに、後者の構成を説明しています。

制限とトレードオフ

  • LINEミニアプリから承認済みのトランザクション通知を送る場合は、LINE公式フローが正しい選択です。非公式インターフェースは、認証済みステータスやテンプレート承認を付与できません。
  • PUBLISHINGテンプレートは、一般的なメッセージ送信権限ではありません。文面は審査済みの使用事例とサービスメッセージポリシーの範囲内に保つ必要があります。
  • テンプレート承認後も、すべてのAPI呼び出しが成功するとは限りません。トークンの失効や更新、残数0、無効な変数によって実行時エラーが発生します。
  • サービスメッセージはサポート受信箱ではありません。ユーザーが自由な質問を送る必要があるなら、別の受信経路を設計してください。

FAQ

LINEのサービスメッセージテンプレートが審査を通過した状態は?

LINEは、審査を通過し、LINEミニアプリの認証後に本番チャネルで使えるテンプレートの公開ステータスをPUBLISHINGとしています。

未認証のLINEミニアプリで本番用サービスメッセージを申請できる?

できません。未認証アプリは内部Developingチャネルで対象の開発者アカウントへテストできますが、本番送信には認証済みLINEミニアプリと審査済みテンプレートが必要です。

サービスメッセージにクーポンやプロモーションを入れられる?

入れられません。値下げ、特典、新商品、クーポン、プロモーション、広告、一般的なイベント通知は禁止されています。LINEミニアプリ内のユーザー操作を確認または応答する内容に限られます。

LINEミニアプリの審査中にテンプレートを編集できる?

できません。審査中はテンプレート詳細とシミュレーターを確認できますが、新規追加、使用事例の編集、削除はできません。審査依頼前に必要なセットを確定してください。

サービスメッセージテンプレートの変更には再審査が必要?

必要です。LINEは、認証済みLINEミニアプリの更新時に再審査が必要な設定として、サービスメッセージテンプレートの全情報を挙げています。

次のステップ

公式のLINEサービスメッセージガイドに沿って、テンプレート、使用事例、変数、シミュレーター結果を審査前にそろえてください。実際の要件がトランザクション通知ではなく自由形式の顧客メッセージ受信なら、別の実装経路としてUnifyPortのLINE認証ガイドを確認してください。

公式情報源

2026年7月28日に確認したLINE公式情報: